応募期限 2021年11月30日(火)まで
大変多くのご応募をいただき、誠にありがとうございます。2243件の応募作品の中から厳正な審査を行ない、グランプリ1点、審査員特別賞5点を決定いたしました。審査結果をここに発表いたします。
「猪苗代湖畔の木と星空」
撮影地:猪苗代 志田浜付近(猪苗代町)
磯谷 孝一さん[埼玉県]
箭内 道彦 氏
福島県クリエイティブ
ディレクター
「山桜」
撮影地:桜峠(北塩原村)
橋本 優香さん[福島県福島市]
箭内 道彦 氏
絵のようで、夢のようで。山が生き物のようで。愛にあふれてしあわせで。画面左の山の台形、右上の太陽、浮かぶ雲、夕陽を浴びる木々。見たことのない、だけど懐かしい、とても大胆な構図と筆致。印象派のモネ、もしくは日本画の奥田元宋や東山魁夷のような、柔らかく豊かな光と色合いをそこに感じました。
国分 太一 氏
株式会社 TOKIO
副社長
「春の訪れ」
撮影地:小川諏訪神社(いわき市)
八嶋 優樹さん[福島県伊達市]
国分 太一 氏
両サイドの建物も春の訪れを待ち侘び、花見を楽しんでいるように見えます。
特等席に座って、この美しさを確認しに行きませんか?
小杉 幸一 氏
福島県「ふくしまプライド。」
「来て。」アートディレクター
「神社の風格」
撮影地:新宮熊野神社(喜多方市)
清水 哲さん[東京都]
小杉 幸一 氏
写真としての<表現力>、その場に行きたくなる<衝動力>、
この2つを感じさせてくれる作品を意識して今回審査させていただきました。
怖いくらいの神聖な静けさと太刀打ちできない自然の賑やかさ。
このギャップが<表現力><衝動力>をより一層魅力的に感じさせてくれました。
雨の日にこそ、この姿を感じに訪れたい!そう心を揺さぶってくれる写真です。
石井 麻木 氏
写真家
「未来への光」
撮影地:烏崎海岸(南相馬市)
田中 郁衣さん[東京都]
石井 麻木 氏
だいすきな南相馬に在る光。これからが写ってる。
烏崎海岸にいきたくなりました。
また野馬追も開催され、にぎやかにおおきな光に包まれますように。
福島県広報課長
「来て。」ポスター作成担当
「Snow Line」
撮影地:第一只見川橋梁(三島町)
高橋 祐也さん[千葉県]
福島県広報課長
雪景色の中を、力強く駆け抜ける只見線。
四季折々の絶景を楽しむことができる、只見線の魅力を切り取った一枚だと感じました。
2011年7月の新潟・福島豪雨により、甚大な被害を受けた只見線は、まもなく全線が運転再開される予定です。
このポスターをきっかけに、たくさんの方に、福島県を訪れていただければと思います。
2020年2月撮影(現在この車輌は運行を終了しています)
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箭内 道彦 氏
福島県クリエイティブディレクター
クリエイティブディレクター。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。郡山市出身。タワーレコード「NO MUSIC, NOLIFE.」、リクルート「ゼクシィ」、サントリー「ほろよい」など、既存の枠に捉われない話題の広告キャンペーンを数多く手掛ける。
福島県クリエイティブディレクターとして、福島県公式ポスターをはじめ、「ふくしまプライド。」「ふくしままっぷ」「MIRAI2061」「ふくしま知らなかった大使」「もっと 知ってふくしま!」「ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま」など様々な発信を監修。2011年大晦日のNHK紅白歌合戦に出場したロックバンド「猪苗代湖ズ」のギタリストでもある。 -
国分 太一 氏
株式会社 TOKIO 副社長
1974年生まれ、東京都出身
TOKIOのメンバーとして1994年にデビュー
アーティスト、タレント、MC など様々な顔を持ち
グループとして日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」、フジテレビ「TOKIO カケル」などに出演。個人としても数多くの番組にレギュラー出演している。
2021年4月からは株式会社TOKIOの副社長としても活動。 -
小杉 幸一 氏
福島県「ふくしまプライド。」「来て。」アートディレクター
神奈川生まれ。博報堂を経て、「onehappy」を設立。企業、商品のブランディングのために、デザイン思考をベースに、クリエイティブディレクション、アートディレクションを行う。
主な仕事に、SUNTORY「特茶」、SUZUKI 「HUSTLER」「SPACIA」、2022年度前期 連続テレビ小説「ちむどんどん」ロゴデザイン、日本テレビ「ガキの使いやあらへんで」ロゴデザイン、NatureLab「CIデザイン」、中部薬品「Vdrug」、STARFLYER「輝く人へ、」、Yellow Magic Orchestra「YMO40(40周年企画)」、日本郵便「手紙の部屋」などがある。
多摩美術大学統合デザイン学科講師 -
石井 麻木 氏
写真家
東京都生まれ。
写真は写心。
一瞬を永遠に変えてゆく。
毎年個展をひらくほか、詩と写真の連載、CDジャケットや本の表紙、映画のスチール写真、ミュージシャンのライブ写真やアーティスト写真などを手掛ける。東日本大震災直後から東北に通い続け、現地の状況を写し続けている。2014年、写真とことばで構成された写真本『3.11からの手紙/音の声』を出版。あまりの反響の大きさに全国をまわり写真展の開催を続ける。2017年に同写真本の増補改訂版を出版。収益は全額寄付している。
2020年4月、新型コロナウィルスの影響により苦境に立たされている全国のライブハウスを対象にライブハウス緊急支援 SAVE THELIVEHOUSE を発足し、支援を続けている。 -
福島県広報課長
「来て。」ポスター作成担当
福島県公式イメージポスターは、
「来て。」「呑んで。」「味わって。」「住んで。」「ふくしま。」のシンプルかつ力強いコピーと県内で撮影された絵画のような美しい写真が特徴です。
福島県の今と魅力を県内外に伝えるため、毎年継続的に制作しており、本県を応援してくださるたくさんの方々のご協力で、全国各地に掲出いただいております。
主催:福島県
- 【応募に関する内容のお問い合わせ】
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来て。ポスターフォトコンテスト事務局
(㈱山川印刷所内)
info-contest@fuku-official-posters.jp
- 【事業に関する内容のお問い合わせ】
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〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16 福島県広報課
TEL:024-521-7124 [平日]8:30-17:15
箭内 道彦 氏
この写真の強さは、決して特別な名跡ではないこの場所と撮影者が出会ったこと。この時間を見つけたこと。残照と天の川、湖畔に佇む一本の木が、小さな声で強く優しく「来て。」と、こちらに呟きかけてくる。福島県の公式ポスターのシリーズが、これまで六年間ずっと続けてきたのは、いわゆる「観光写真」ではなく「絵のような写真」で伝えること、感じてもらうこと。ポピュラーはパーソナルのすぐそばにいます。それが写真の持つ力。グランプリはそれを体現する素晴らしい作品でした。「来て。」は、一人一人の心から心に呼びかける声。このポスターが多くの場に貼られて、福島に心を向け、足を運び、それぞれにとっての福島を見つける人を増やしていく扉となることを、心から願っています。